管理番号 | 新品 :83316081 | 発売日 | 2024/07/22 | 定価 | 98,000円 | 型番 | 83316081 | ||
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紀元前530年から500年にイオニア(IONIA)の古代ギリシャ都市テオス(TEOS)で製造された「3/4ドラクマ銀貨」です。ドラクマは古代ギリシャの貨幣重量基準で4.3gですので「3/4ドラクマ銀貨」は4.3×3/4=3.2gのコインということになります。テオスは古代小アジア(現トルコ)のエーゲ海沿岸部の2つの半島の間に位置します(2枚目の地図を参照)。ちなみにテオスはギリシャ語で「 θεός」と書き「神」を意味します。コインの表(おもて)面はグリフィンの右向きの頭部から胸部が描かれ、裏面には特徴のある打刻印があります。グリフィンとは、鷲の上半身とライオンの下半身を持つアポロを守る伝説上の神獣です。このイオニアのグリフィンのコインは非常に数が少なくネット検索でも簡単には見つかりません。この希少なコインをコレクションに加えたいと世界的なコイン専門ネットショップ「Vcoins」のマドリードのお店で購入しました。1枚目の写真は購入したお店から提供されたものです。3枚目から8枚目は私が撮った写真です。私は表のグリフィンよりむしろ裏の特徴のある打刻印に興味があります。ネットで見つけた2つの同型のコインの写真をアップします(9枚目と10枚目の写真を参照)。この2つのコインの打刻印の特徴が本商品の打刻印(1枚目の写真を参照)と一致します。つまり2550年前に同じ造幣局の同じ金型で製造され今では世界に散り散りになった言わば兄弟銀貨と思われます。ここに希少性以上の特別な価値を感じます(個人の感想です)。私は古代ギリシャコインで表または裏面が完全に一致する同型のコインを他に見たことがありませんが、このように一致するものが二つも見つかるということは製造道具の金型の数がまだ少なかったのではないかと想像します。サイズは直径13mm,重量3.20g です(1円玉は20mm,1g)。商品は写真のギリシャコインとプラスチックケースのみで他に付属品はありません。